「ギターの弦は緩めるべきか、否か?」

これは、以前から当サイトでも幾度も記述してきました内容でもありますし、賛否両論ある事項ですよね。

前回、弦に関する記述以降、ギターの名だたる有名メーカーのサイトを巡ってみたり、リペアの専門家に話しを伺った情報をまとめてみました。

幸い、答えは納得のいくものとなりましたが、それでも色んなところで色んな意見があるかと思いますので、ご参考までにご覧下さい。

まず、結論が2つ。
結果的に、以前からブログで述べているものと変わらない内容ですが)

「毎日弾く場合は緩めなくても良いのでは?」というもの。
そして、
「緩める場合はペグ1周分程度が理想」というもの。

この「緩めるのなら、ペグ1周分」というのが注目事項で、大きな理由があります。


~ネックバランスの観点から~

ギターのネックは「弦を張った状態」を想定して作られています。ゆえにまったくストレスのかからない状態を長く続けてしまうと、ネックバランスが崩れてしまう・・・ということなのです。しかもギターは木材。気温や湿度が上下するだけでもデリケートな症状が出てしまうもの。それを思えば、極端に緩めるのは考えものということになります。


~弦の性質という観点から~

また、「弦は何周も大きく張ったり緩めたりを繰り返す」と、針金に置き換えてもわかるように、その部分がもろくなってしまいます。そういった意味では弦にとっても(大きく緩めるのは)良くないということがわかります。


以上、いずれまた新しいことがわかりましたら続編を発信します。

後述として、ギターは材質(木材)において様々な種類がありますし、その木材の特性に特化したケア・メンテナンスに関しては方法が分かれることもありうることは予めご了承ください。


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