3極ピンが一般家庭では標準になっていないので、宅録でのDAW録音作業においてはノイズに悩まされることが多いですよね。

しかし、努力次第ではノイズを軽減することも可能です。

そこで「一般家庭でもできるノイズ対策」をご紹介します(※ノイズの原因が各自異なるので、すべてがあてはまるとは限りません)

【電気系ノイズの場合】


「ブーン」というハムノイズの場合、電気系からノイズを拾っているケースが多いです。そういった場合はタップ(いわゆる延長コードなどの)を交換することで軽減が期待できます。



上記は、FURMAN ファーマン パワー・ディストリビューター SS-6B SS6B。ノイズフィルターつきタップの中では比較的格安です。

スタジオではこういったノイズフィルターのついたタップを使用していることが多く、それで電気系ノイズ対策をしています。

また、ハムノイズ対策といえば「ノイズレスシールド」が有効です。



楽器との相性などもあると思いますが、最近ではLIVE LINE(ライブ ライン)のシールドなどが「ノイズが少ない」と評判です。もちろんエレキギターでシングルコイルの場合などはハムノイズが起こりやすいので、リペアショップなどで対策を施してもらいことも一つの方法です。

【ホワイトノイズの場合】

「サー」といういわゆるホワイトノイズ。これは原因が特定しづらく厄介なものです。オーディオインターフェイスが元々持っているもの(拾ってしまっているもの)の場合、周辺機器(エフェクターなど)から拾ってしまっている場合など様々です。

まずは原因を特定するために、一つずつ電源をオン・オフでチェックしてみながら「これだとノイズがでるけど、ここをオフにすると出ないな」等々チェックしてみることがまずは先決。

まれに、機器そのものの不具合でホワイトノイズが過剰に出てしまう場合があるので、その際はメーカーや販売元に問い合わせてみましょう。今はどのメーカーも懇切丁寧に回答してくれるはずです。

下記の機器は、パソコンから電気系ノイズを拾ってしまう場合の対策グッズ(ツール)なのですが、念のためご紹介します。



使い方や効果については、レビュー(感想)などを参考にして頂けるとわかりやすいですが、これを使用することでノイズが軽減できる場合があります(ホワイトノイズにはあまり効果ないかも)。

話は戻りますが、ホワイトノイズの場合「家電などから拾ってしまっているケース」が多いといわれています。録音の際にはテレビやエアコン(消したくないですが)などをオフにしてみて、その効果があるかどうかチェックしてみるというのも一つの解決法だと思います。

ひとえにハムノイズ(ブーン)、ホワイトノイズ(サー)といっても、言葉に形容しづらいノイズがあるものです。それでも電磁波や電気系・周辺機器からの影響で起こることがほとんどですので、上記の機器を上手に活用しながら、ある程度解決は可能です。

最後にお話しておきますが、ノイズがゼロになるということは不可能ですのでお忘れなく。

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