「ギターの弦を交換する、張り替える」

一見、面倒くさいと思う方もいらっしゃるかも知れませんよね…初心者の方は慣れないうちは特に大変だ…でもね、弦の交換には「ご褒美」が用意されています。ご存知でしょうか?

これはエレキギターでもアコースティックギターでも同じことが言えます。それを今日は書かせて頂こうと思っております。

ギターにはフレット、指板という部分がありますよね。
(下記画像参照)
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この10数本あるフレット(金属部分)、そしてその周りには手垢やホコリ、その他弦の汚れなどが付着していきます…それがたまっていくとギター自体にとって良いことではありません。

そもそも、弦の劣化と共に音もしっかりと発振(音の振動含む)していないのですから、音質もよくありません。弦の瑞々しさだけではなく、弦が古くなるということはそれだけ「手入れがされていない状態が継続する」訳ですから、当然の結果です。

…という意味でも「ギターの弦は一ヵ月に1回は交換しましょう!」と言われているのは、弦の寿命だけに限った話ではないということです。


【大切な”手順”】

ギターメンテナンスにおいては、様々な意見があるかと思いますが、これはあくまでも私の方法として記述していきます。

1.ギターの弦を外す(この際にストリングスワインダーを使います:手間が省けます)

ストリングスワインダー(画像クリックで詳細参照:アマゾンより)


2.ティッシュにレモンオイルを湿らせます。これでフレットや指板の汚れをしっかりと拭います。

レモンオイル(画像クリックで詳細参照:アマゾンより)


3.ギターのナット(ヘッド側の弦を支える部分)に鉛筆の芯を擦り付ける。こうすることでナットの劣化を予防(有名ギタリストでやっている人は多い)

4.ギターの弦を張っていきます。

中でも、2.と3.の工程を私は重要視しています。いわゆる「ギターのケア部分・メンテナンス」になりますし、これがギターの音質や寿命を左右させるので。

特にフレットがピカピカの状態になることで、音が正しく発振していきます。音が正しく出ることで、ギターの材質が育っていきます。木材は生き物なので。

ギターをしっかりと弾きこむことで、良い音・良いギターになっていくと言われているように、そのために「弦交換の際にひと手間加える」という訳です。

以上、簡単ではありますが、「ギター弦を交換することの意味・効果・効能」が分かって頂けたと思います。

現在、ギター弦でも長寿命なものがトレンドになりつつありますが、とは言っても2ヶ月・3ヶ月とそのままなのは良くないな…と私は思っております。

そういった場合は、上記のレモンオイルなどを湿らせた布で(ギターの弦をわずかに緩めた後に)フレット・指板を拭いてあげれば良いと思います。出来ればこういう方法すら避けたいですけどね。

以上、あくまでも一意見ではありますが、ご参考までに。

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