今回は「弦高調整しやすいサドル(ナット)の種類」についてです。

アコースティックギターの場合、弦高(弦と指板のすき間、低いほど弾きやすいメリットがある)調整をブリッジ側(ボディ側)のサドルというパーツを削ることで低く出来ます。

それを削るのにはサンドペーパーやヤスリを使う訳ですが・・・

サドル例(アマゾンより)


サドルの素材にも種類があって、プラスティック・ボーン(牛骨)・タスク(人口象牙)などの3種が主なもの。その中でも「削りやすい、調整しやすい素材」というものがあります。

私の体感ですと、
1.タスク(人口象牙)
2.プラスティック
3.ボーン(牛骨)


の順で調整しやすい(削りやすい)感じがしました。この感覚には個人差があると思いますが、ボーンは硬く感じ削るのも遅々として進まない感があります。

また、ゴダンの関連メーカーでシーガルというブランドギターは特殊樹脂をナット・サドルに用いていてとても音抜けが良いのですが、その特殊樹脂はとても削りやすかったです。その分脆弱なので取り扱いには注意が必要ですが。

シーガルギター例(アマゾンより)


ちなみに現在リペアを依頼すると、ナットやサドルに関してはボーンを用いるケースが一般的のようです。長持ちするという意味ではボーンが一番お勧めです。


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