CAAB2821-010E-447F-A4B4-BC09C5E4BB87ギター弦の張替え時期…様々な意見があり、弦の種類(ナイロン弦・スチール弦・コーティング弦)によってもまちまちとも言えますが、時折「コーティング弦・長寿命弦」ゆえの「〜ヶ月張り替えていません」というレビュー・考えをお持ちの方へ、参考にして頂ければ幸いです。

一般的に言われているように、確かにコーティング弦や長寿命に製作された弦は錆びにくく、長持ちするように作られています。

が、それはあくまでも弦の表面に関して。

音質や、ギターの指板・フレットに関していえば、定期的に弦を交換した方がメンテナンスの面では良いと思います。と申しますのは、ギターを長期間弾いていると、指板・フレットに汚れが付着します。それが手垢だったり、弦から出た微細な粉末であったりと、目に見えない汚れは多数。

実はこの部分に関する考え方が、その後の音作りやギターの寿命さえも左右してしまうのです。ギターの弦は決して安いものではないので、「出来れば一度張り替えたら、長期間張り替えたくない」という経済的視点もあるかと思います。

ただ、見方を変えてみると「こまめに張り替えた方が経済的には良い」という考え方もできるのです。具体的に言いますと、弦を交換する際には指板やフレット(金属部分)の汚れをギタークロスで拭ったり、ナットの部分に鉛筆の芯をこすりつけたり(ナットの長寿命化には良いとされている)ということも行います。これはギターの状態をキープするのに必要なことです。 

一方、古い弦を張りっぱなしにすると(時折弦を緩めて汚れを拭いているのなら別ですが)そのメンテナンスが疎かになり、ギターそのものの状態はもちろん、ギターの音質も低下してしまいます。
 
また、()内に記した「時折弦を緩めての〜」に関しても、あまり緩めるー張るを繰り返すと弦そのものも劣化してしまい、断線の原因にもなるので、いずれにしても良いメンテナンスとは言えないと思います。

「それでも今までこうしてきたし…」というお考えの方はそれでも良いですが、常に検証してみることで「良いギターのメンテナンスとは?」「良いギターの音質とは?」と追求していく方が、技術的にも感性的にも成長していくのではないでしょうか。

▽こういうのを持っておくのも、メンテナンスが楽しくなるかも!?
(画像クリックでアマゾン詳細ページへ)



スポンサードリンク