今回は、特に初心者の方に多い素朴な疑問についてです。

~エレキ弦とアコギ弦はどう違うの?~

▽まず、材質からお話したいと思います。

◎エレキ弦は基本的にニッケルで作られていることが多いです(ごく少数ですが、他の材質が使われることもあります) 。

◎アコギ弦はブロンズ、もしくはフォスファーブロンズ(リンを含んだもの、音が煌びやかになる)を基本材質にしております。


▽そして、太さの違い。

◎アコギ弦はライトゲージを使用する方が多いので、その視点からお話すると、1弦で012~6弦で054(例:Martin ( マーチン ) M2100 MARQUIS PHOSPHOR BRONZE フォスファーブロンズ弦)くらい。

◎エレキでライトゲージに相当するものは、例えばERNIEBALL アーニーボール エレキギター弦 #2221 レギュラースリンキーは1弦が010~6弦が046です。

そういう点でも、基本的な演奏フィーリングや硬さが異なることがわかります。


※この2点から比較しても、音色やピックアップ(音を拾って電気信号に変換するパーツ)への影響、ネックへの張力(ギターと弦の種類によりますが40~60キロはストレスがかかっている)の違い、などがわかります。

そういったことからも、エレキ弦のアコギへの代用や、アコギ弦のエレキへの代用はしない方がよいです。というより、大切な楽器のためにもしないで下さい(楽器を傷める原因になります) 

また例えば、「1弦だけ切れたから1弦だけ交換する」ということもオススメしません(他の弦も張り替えたばかりで…というのであればそれほど支障はありませんが) 弦を張り替えたばかりの状態と、少し日数が経過した状態とでは音のバランスがかなり異なるからなのですが、「それでもいい」という方はそれでも良いと思います。

※「1弦だけよく切れる」というケースが多いようです。その場合は弦の張り方や材質(品質)、そして弾き方、ギターの状態・・・それらのどれかに原因があると思います。楽器店などで尋ねてみてはいかがでしょうか。 

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