書店にいくと必ず見に行く”音楽関連本”のところ。

時として、「初心者の方にはどんな本がイイのかなぁ・・・」とパラパラと立ち読みすることもあります。

どんなジャンルでも言えることですが、ある程度楽器が弾けるようになったり、譜面の読み書きが出来るようになってくると、「初めての方の目線」というものがわからなくなってくるものです。 

今後、動画解説を続けていくにあたり、「どのくらいわかりやすくすれば理解できる人が増えるのだろうか・・・」という視点を学ぶという意味でも、初心者入門を読んでみるというのは大変勉強になります。

今回ご紹介する。いちばん親切な楽典入門(アマゾンへのリンクになります)。

これはアマゾンのレビューでも評価が高いのがわかります。書店で少し開いてみましたが、「おお!これなら譜面がわからない方でもスイスイとステップアップしていけるはず」と思いました。

基本の基本から書かれてあるので、「ある程度音楽のことはわかるよ」という方には物足りなさを感じるかも知れませんが、「基本からしっかりとやりたい」という方にとっては最強の本と言えるでしょう(私個人の感想です)。



~譜面(楽譜)が読めない・書けない一番大きな理由は!?~

「譜面が書けない、読めない」という最大の理由は、音階よりもむしろ”音の長さ”。4分音符や8分音符まではわかるものの、付点があったり、スラーやタイ、そしてシンコペーション(拍の移動)があったりすると、たちまち頭が「?????やーめた!」ってなってしまいますよね。

それを解消するための例題や練習問題がこの本には書かれてあります。

音階はタテの音の動き、音符は横(時間の流れ)の動き・・・その点がわかれば、譜面が半分読めるようになったも同然です。 

音楽関連の本はDVDやCDが付いていると更にわかりやすいですよね。もちろん、この本にもCDが付いています。 

以前お話しした内容かも知れませんが、世界的ロックギタリストのスティーブ・ヴァイは作曲する際、スコア(総譜)の演奏パートをすべて自身で書きます。 彼が何故音符の読み書きができるようになったかというと、少年の頃に色んな楽曲の楽譜を読みまくったというのです(私の記憶からなので気になる方は調べてみてはいかがでしょう)。

そうすることで、早い段階でかなり難解な譜面の読み書きが出来るようになったということなのだそうです。もちろん手書きの場合もあれば、パソコン(記譜ソフト)を使って書いたりもするようです。

いつだったか、テレビかDVDで見たのですが、彼の演奏から想像できるように音符の数(おたまじゃくし)もハンパなく多いです(苦笑)。いきなりそういった譜面を読み書きするということを考えるとハードルが高くなってしまいますが、「千里の道も一歩から」・・・ゆっくりじっくり着実にステップアップしていきましょう。

 

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