ナイロン弦替え方左図をご覧ください。これはナイロン弦の6弦を写したものです。

今回は「ナイロン弦の中の4〜6弦、つまり“巻き弦”」についての解説になります。

赤い丸で囲ってある部分と、青い丸で囲ってある部分を見比べてみると…

赤い丸の方は「テロテロっと柔らかく」なっているのがわかります。

青い丸の方は「しっかりと硬い状態」であることがわかります。

クラシックギター用のナイロン弦は、アコギやエレキの弦のような「ボールエンド(引っかかり)」がついていないため、ブリッジ側に巻きつける必要があるのですが、初心者の方は「(赤い丸の方)柔らかくて巻きやすそうだから、こっちをブリッジ側に」としがちな傾向があるようです。

しかし、それが大きな間違いで、これをしてしまうとチューニングが合わせづらくなります。というのは、赤丸の方を巻きつけてしまうと伸びやすいからです。よく見ると、巻き部分がすでに伸びている状態になっていることに気づかれると思います。

ですので、赤い丸の方をヘッド・ペグ側に、青い丸の方をブリッジ側で巻きつけるというのが正解です。

通販サイトのレビューでよく見かける「このナイロン弦はチューニングが安定しない」というユーザーさんの何%かはこういった間違いをしている可能性があるので、実際に弦交換をする際には注意しておきたいものですね!

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