~エレアコの登場で、開発されたもの?~

エレアコ(エレクトリック・アコースティックギター)が登場する前までは、こういったサウンドホールカバーは存在しませんでしたよね。

現代において、多く見かけるようになったのは、その”エレアコの構造”に理由があるのです。

そもそも、アコースティックギターと呼ばれるようになる前は”フォークギター”と呼称していました。

「完全なる生音」
それがフォークギター(アコースティック)だったのです。

やがて、時代とともに音楽の多彩・多様性がエレアコという形になり、このエレアコにのみ使用するもの、それがこの”カバー”なのです。

~このカバー(フタ)はどんな時に、何のために?~

フィードバック、つまり”ハウリング”を防ぐためだと言われています。

この双方の言葉は同じ意味を持ちますが、ギタープレイ(特にエレキギター)においては、”フィードバック奏法”というものが存在するほど。

電気系統を用いた機材の特性、そして音や磁気の特性を活かすことで、「ノイジーだけど不快ではない、かえって愉快な(?)」サウンドを作りだすようになりました。

一方、アコースティックギターの場合は、そういった必要性がないため、フィードバックは逆に防ぐ必要があります。

サウンドホールがあることで起き易いと言われ、(プラグインした時には)そのために必要なツールであると解釈されています。

”別名:フィードバック・マネージャー”と言われるのもそういったことが理由です。

~消音するためにも使う?~

生ギターの特性でもある、サウンドホールをふさぐことによって、消音(正しくは弱音)することもある程度は可能です。

ただ、それほど大きな効果を得られることはないと考えていいと思います。

実際に、色んなところで(カバーがついたままでの生音で)ギター演奏を見かけますが、しっかり音が出ます。
カバーはあくまでもハウリング(フィードバック)防止のツールであると理解した方がいいでしょう。

消音用には下記のツールが最適です(と、言われております)

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~サウンドホールカバー使用時の注意点~

サイズが限られているので、自身の持つギターのホールのサイズをキチンと把握した上で購入することが理想です。

レビューで「購入したけどサイズが合わなかった」という文をよく見かけます。また、「特性を知らずに購入してしまった」という方も少なくないようです。

日常の中で(生音や少ない出力のアンプで)プレイする部分には必要ないかも知れませんが、「ボディの内部にホコリが入るのを防ぐために利用している」という方もいらっしゃいますね。

~フィードバックとは?~

YouTubeで、ピックアップしてきたものをご紹介します。

お時間のない方は、1分10秒を経過した辺りをご覧になると分かると思います。

スティーブ・ヴァイ(ギタリスト)が「キーン」というサウンドを上手に駆使している様子が伺い知れると思いますが、これはかなり難しいものです。

音量はもとより、アンプ(機材)側の出力がかなりないと、ここまでのプレイは不可能でしょう。何よりも、かなりの研究とテクニックがもたらしたものです。

私が解説するのもおこがましい(苦笑)
 

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