ギターのネックの状態を知る方法として「タッピング法」というものがあります。

これは初心者の方でも簡単に出来ます。

両手を使う訳ですが、片方の手でヘッド側1フレットを、もう片方の手で(出来れば小指で)最終フレットを押さえ、親指か人差し指あたりで12フレット上の弦を「ポンポン」とタッピングしてみます。これが「タッピング法」のやり方です。

適正なネックの状態の場合、ごくわずかな隙間が出来ます(一般的には紙が一枚入る程度)。

これがピッタリとくっつくようであれば逆反りの可能性があり、隙間が大きければ順反りということになります。

これはトラスロッドで簡単に調整できます。

六角レンチを用いて、ヘッド側もしくは最終フレット側に差し込み口があるので、順反りであれば時計回り・逆反りであれば反時計回りに回します(稀に逆の場合があります)

最近では弦高が低めにセッティングされていることがあるので、場合によってはこのタッピング法でチェックしてみた際に「弦とフレットがぴったり付くくらい」に調整して丁度よい…というケースもあるかも知れません。

肝心なのは「ビビりを起こさない」「正しく音が出る」という状態にあること。

もっと詳しく解説すれば様々な例があるのでキリがないですが、今一度ネック状態をチェックして起きたいところです。

気温や湿度の変化が著しい冬場や夏、梅雨の時期はネックの状態が変わりやすいので特に。

「ギターケースに保管している」という方は、これを入れておくとある程度は湿度を調整してくれます(詳細は画像クリックでアマゾンで御覧頂けます)



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