エレキギターでも、アコースティックギターでも、フラットピックを使った弾き方(フラットピッキング)や、サムピックを使った弾き方(こちらは主にアコギで)などがありますよね。

それと、フラットピックもサムピックも使わずに弾く弾き方”指弾き”などもあります。
今回はこの”指弾き”に焦点を当てて、その特性や使い分けのメリットなどを考えていきたいと思います。

▽初心者の方のために(それぞれのピックは一例です、様々なものがあります)

フラットピック(フェンダー製、ティアドロップタイプ)


サムピック(Takamine製)

~指弾きは必要か!?~

まず、それぞれの弾き方を試してみて下さるとわかりますが、フラットピックやサムピックを使った弾き方の音、特にアタック音(ピックが弦にあたる音)を覚えておいてくださいね。

そして、つぎに指弾きで試してみる・・・指弾きだと、よほど意識して出さない限り、アタック音は少ないですよね。むしろ滑らかな、ソフトな音になると思います。

そしてまた、サムピックに関してお話をしていくと、サムピックを使用した場合、慣れないうちは装着している親指の音ばかりが大きくなる傾向があります。それは慣れてきても若干の差異は認めざるをえません。次第に他の指とのバランスも良くなってきますけどね。

そういったことから考えると、指弾きは「ソフトな音を出したい時に有効」であることが判明します。ジャズでもエレキ(こちらではセミアコやフルアコが主ですが)で指弾きをしているギタリストが多く見られます。

また、ロック界においてもジェフ・ベックやエリック・ジョンソン、国内においては小沼ようすけさん(こちらはジャズ)の演奏の中で数多く見られますよね。こちらもやはりサウンドがソフトであることがうかがい知れます。

どんな演奏法(テクニック)でもそうですが、「何故、そのテクニックが必要なのか?」を考えて弾いてみると、その特性を十二分に引き出す方途などが見えてきて、面白いです。

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